推し不在の現場に入った ~Sexy Zone LIVE TOUR 2019 PAGES~

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Sexy Zoneでは、聡ちゃんが好きだ。特に、ステージ上で化けるところが大好きだ。わたしが聡ちゃんのパフォーマンスに惚れたのは今年の2月にSexy鑑賞会を開いていただいたときだったので、その時点ですでに彼はお休みに入っていたのだけれど。

そして、それ以降Sexy Zoneの現場に入ってみたいな~と思っておりついに!去る5/4の夜公演@横浜アリーナに参戦してきた。幼いころに行っていたSMAPのコンサートを除けばGR8ESTに続く2回目のジャニーズのコンサート。初の生Sexy Zone

 

 

参戦前は、とりあえずうちわに書く文字が決まらない、参戦服が決まらない、うちわ買う?誰のうちわを!?と悩みに悩み。それでもなんとか(?)迎えたコンサート当日。会場周辺を歩くファンの参戦服を見てグループごとの文化の違いを感じながら(関ジャニ∞とは違ってカラーギャングが絶滅している)、横アリへ。グッズ列はほぼほぼ並ばず、すんなり中島さんのうちわとペンラを購入。いつか重岡大毅さんのうちわを手に入れたときにけんしげ♡ってしたさもあり、今回ケンティを召喚(いかにもオタクらしい理由)

 

ちなみに今回は立ち見席だったので、集合場所に集まる→整理番号順に列に並ぶ→入場→見やすそうな場所を探す、という経験もした(そもそも現場経験が少ないので、これに限らずなにもかも初体験同然)。実際に会場入りして最初の感想としては、いや普通にめっちゃ舞台近ェ~~~~~~~~~~~!!!!!!!という感じ(これに関しても、そもそも初アリーナなので何とも言えない)。始まって前の方々が立ち上がったら視界良好ではなかったものの、隙間を探せばよく見えた。アリーナすごい。

 

とりあえず今回のコンセプトとしては、推しという推しもいないし全体を見よう。セクシーをたっぷり浴びよう、というところでした。初めは。

 

 

それで本編なんですけど。いや~~~~~~~~~~~、ね。やられました。菊池風磨…………(全体を見る、とは?)

 

とにもかくにも風磨くんの歌に、ガツンとやられてしまった。特にアンコール前ラストのCRY。それまでは演出すごい、みんな顔がいい、思ってたよりMC面白いじゃん、これがふまけんか、エロ!エロです!とか、いろいろ思うところもあって忙しかったんだけど、CRYの風磨くんのせいでそれまでの記憶1回全部消し飛んだというか、なんというか全部の感情がいったん無になった。

CRYの前何曲かではおいしいパートを歌ってなかったり(記憶違いでなかったらゼンゼンカンケイナイの「その場しのぎで笑っていたくないWo e wo e o」とか、ROCK THA TOWNの「もっと弾けろ」とか)、他のパートでも少し温存した歌い方してるのかな?という感じだったりして、あ~~~ここ風磨くんガッときてほしかったな~~~~~~~っていう気持ちが溜まりに溜まっていたので余計に。CRYの「Go Love Yourself」でまんまと昇天してしまった。ありがとうございました。CRY後、アンコール~公演終了まではもうCRYの余韻でひとり横アリの亡霊と化してた………

 

何が刺さったんだろうとよくよく考えてみれば、風磨くんの歌声の、声の響きが1つでないところがとにかくツボ。もともと、ハスキーボイスとか酒灼けみたいな声とか、一音出した時に重なっていくつもの音が響く声の人が好き。前述のふたつとはまた違うんだけれども、風磨くんの歌声もそれに似たような深さがあった。

CDやDVDで聞いた時点でもそれは感じていたけど、それよりはエッチな味付けで歌う人だなあという印象が強かった。それが、生で聞いたらもうギャンギャンに痺れた。とはいえ、気づいたのはだいぶ後半だったわけだけど。生歌を聞いて一曲目ですぐにビビッときた!とかだったらもうちょっとドラマチックだったけど、人生そんなに上手くはいかない。

 

ケンティも思っていたよりも結構重なって響く声で、反対に勝利くんとマリウスはどちらかというとまとまっているタイプかなあ。安定感という視点では、マリウスがトップかも(?)

 

あとはダンス。拍に遅れないながらも時間をたっぷり使って踊れるの、とんでもなくセクシーだなと風磨くん見てて思った。身軽に踊る人が大好物で、これまでそういうタイプの人を追ったことはなかったから、自分としては新たな発見。キメは決めて、でもいつもいつもぴったりではなくて。ああやって踊れるの、すごい勇気というか才能というか。絶対分かっててやってるのな〜〜〜〜ズルいな〜〜〜〜〜〜菊池風磨〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

全体を通して言えば、「セクゾの現場は楽しい」「演出がすごい」との前評判を裏切らない、メチャクチャに楽しいコンサートだった。リペコンのDVDが大好きで、生はどんな感じかなあって期待していたんだけど、その期待をかる〜く超えてくるSexy Zone

 

登場は前からっていう固定観念(経験値の低さを露呈)を裏切る真ん中からの登場。街並みから出てくるんかなって思ってたわ。4点からそれぞれに登場して、徐々に集まっていく様、強すぎる。東西南北の化身か?そこからテンションがもう一気にマックスでした。黄色い歓声って本当に出るんですね……………

 

それから、映像の使い方が本当に上手。オープニング映像に始まり、全体を通してのPAGESのコンセプト映像、ゼンゼンカンケイナイ前のVTR。かっこいいとか面白いとかだけじゃなくて、それはもちろんあった上で全部次の演出のために必要な要素になっていた。コンサートを見ていて、ここってこの映像である必要あった?みたいな、いわゆる浮いてる映像があるとそこでいったん気分が小休止になってしまうことがある。PAGESコンはその対極で、あんな演出こんな演出が次々に!となって最初のテンションが最後まで途切れなかった。そう感じたのも、映像がコンサートのストーリーに乗っかっていたのが大きい気がする。オープニング映像のWANTED→カラクリだらけのテンダネスの演出でのテンションのブチ上がり方、きっとしばらく忘れない。

あと曲中での映像とのコラボも良かった。マリウスソロ、風磨くんソロ、ケンティソロも映像が目一杯活かされてる感じがたまらんかったな。紅白のカラクリだらけのテンダネスみたいなやつ(?)とか、Sexy Zoneの頭とかも(前が5人分の影でグッときた)…………挙げてくとキリがない。セクシーたち、心得てるな………マジで………

 

 

これまで現場に入ったことがなかったわたしが初めて見たSexy Zoneは、あまりにも強かった。エンターテイメントとしてすごく洗練されていて、非の打ちどころがなかった。「聡ちゃんが推し」なんて言っておきながら、もしもこれがSexy Zoneの完全な姿だよと言われたら納得してしまうぐらいには。推しもいないし、緩くでも楽しめたらなと思っていたのが恥ずかしくなるぐらいの衝撃だった。

でも、本当はそうじゃなくて。わたしにはまだ分からないけれど、きっと4人が5人分、それを超えるぐらいに磨いて磨いて見せてくれたのがあのPAGESコンだったんだろうな。

だからこそ、聡ちゃんが戻ってくるのがものすごく楽しみになった。ここに4人とはまた違う個性を持つ聡ちゃんが戻ってくる。前よりもきっともっと強い5人になるんだろうなと思うと、もはや空恐ろしさすら感じる。

令和の世で、間違いなく時代を創っていくであろう5人の姿を、わたしも追いかけてみたいと思った。